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【多肉植物】儚そうで意外とタフ! 月下美人についてあれこれ

どうもおはようございます、霧涼アリカです。

 

今日の主役は、

月下美人となります。

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名前を聞いたことがある人もいるかもしれませんね。少々珍しいですが知名度は結構高いと思います。

私は月下美人を育てて9年目に入りまして、今我が家には9年目の株が二鉢あります。

色々な失敗や、成功したことなどもありますので、どういった植物なのかを紹介すると共に月下美人について皆様に知って頂ければと思います。

宜しければ、最後までお付き合いください。

 

 

儚そうで意外とタフ! 月下美人についてあれこれ

 

 そもそも月下美人とは

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 サボテン科クジャクサボテン属に分類される森林性のサボテンです。

先日紹介したドラゴンフルーツとは近縁種になりますね。

 

www.utudemoippo.work

 

名前について


学名はEpiphyllum oxypetalum ですが、それよりも英名の A Queen of the Night の方が分かりやすいですかね。直訳で『夜の女王』とは、何とも偉大なお名前です。
 

 和名である『月下美人』という名前の由来は、時は大正12年、1923年に遡ります。

 

昭和天皇がまだ皇太子だった頃、台湾に訪れたことがありました。
その際にこの花を目にし、当時台湾駐在大使の田氏に名を尋ねたところ、田氏は花の事を知っていたのか、それとも偶然か、「月下の美人です」といった具合に答えたそうです。
それが広まり、現在日本では月下美人という名が広まっているそうな。

 

 

原産や生態

原産はメキシコなど熱帯雨林地帯で、森林性サボテンと呼ばれます。
うっそうと繁ったジャングルの中で、古木の幹や腐葉土やコケの層に根をおろして着生生活を送っているそうです。

ちなみに月下美人は園芸用に改良された品種ではなく、原種そのものです。
サボテンと聞いて思い浮かべる感じのものではなく、昆布っぽい葉とパイプみたいな茎の植物ですね。棘も生えていません。

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昆布っぽい葉っぱ(茎)


生育の特徴としては、暑さ寒さに弱く、水を割と好むが湿気は苦手、といった感じです。

夏の直射日光では葉焼けしてしまいますし、冬は霜が降りる温度なんて耐えられません(せいぜい2℃くらいまで)。

ただ環境への適応能力が高く、それなりに慣れさせておけば多少過酷な育て方をしてもしっかりと育ってくれるので可愛いやつです。

土が乾いたらたっぷり目に水を与えますが、過湿には弱いので根腐れだけ注意します。私は8年目にやらかして枯れさせかけました……。

 

日本の住宅事情的な問題にもなりますが、月下美人はかなり大きく育ちますので注意が必要です。

高さ1~2メートル程になりますし、ある程度は大きくないと蕾を付けないので育てる必要があります。行燈仕立てで育てることになりますが、ノビノビと育てると手を付けられない状態にまで育ってしまいます。成長もなかなか早いです。

 

花について

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大きさ比較。結構大きいです

花言葉は「はかない美、儚い恋、繊細、快楽、艶やかな美人」。7月19日の誕生花です。

 

月下美人と言えばこの白い大輪の花ですね。

一晩だけ咲く神秘の花、なんて印象ですが、生態的には結構強靭な作りとなっております。

月下美人は植物ですから、受粉する必要があります。しかし咲くのは夜。誰に受粉の手伝いをしてもらうかというと、コウモリです。

花はサッパリした化粧品みたいな匂いでして、その匂いでコウモリを引き寄せています。匂いの強さは、一輪咲いていれば室内でもベランダで咲いているのが分かる程です。

コウモリが近づきやすいように花は上を向いて咲いていますし、動物相手なので花弁も強靭。花言葉と違ってかなりパワフルですね。

 

ちなみに花は食用にも使えます。サラダ、酢の物、スープとして使えるとか。

一度生で食してみましたが、噛むと少しネチョッとして花の香りがしましたね。

 

『一年に一度しか咲かない』なんて都市伝説もありますが、これは普通に嘘です。

月下美人の体調にもよりますが、頑張ってくれると6~10月の間に4回ほど咲いたこともあります。

しかし一晩しか咲かない、というのは事実です。

夕方ごろから徐々に開き始め、夜10時頃に満開、その後は徐々に萎んで朝方にはくたっと垂れてしまう。短い間しか咲きませんが、その間にギュッと魅力が詰め込まれた素晴らしい花だと思います。

 

咲いている姿を保存したい場合は、ホワイトリカーに漬けておくと咲いた状態のまま保管することが可能です。

少し花弁が半透明になって、これはこれで綺麗なのでチャンスがあったら是非やってみてください。

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宇宙人的なシルエットかも

 

 

 育て方

超雑でも育つ月下美人

 名前からすると非常に難しい植物だと思われがちですが、そんな事はなく寧ろ初心者向けとも言える程簡単な品種になります。

 

基本的には成育は春と秋。

土が乾いたら底に水が流れるくらいたっぷりあげ、日当たりと風通しの良い場所に置いておけばオッケーです。肥料はクジャクサボテンと同じものを使い、月一程度でも十分育ちます。

 

夏は湿度と日差しに注意……ですが、外に出して管理しておけば大体何とかなります。日差しで葉焼けしようが普通に育ちますから、台風の時だけ室内に入れて湿度に気を付けて根腐れさせなければ余裕です。環境適応能力が高いので何とかなります。

 

冬は11月頃に室内に入れ、最低温度にさえ気を付けていれば水やりすらしないで放置でも大丈夫です。休眠期に当たりますので、水は必要ないということで完全に断水しても春まで余裕です。

ちなみに部屋の温度を上げて成長に適する環境を整えておくと、冬でも成長します。

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一つだけ必要な事

 注意点があるとすれば【花が咲くまで時間がかかる】ことです。

 

挿し木で増やした1年目の株から育てますと、早くて2年は育て続ける必要があります。 

つまり、それまでずっと昆布みたいな葉っぱを育て続ける必要があるわけです。

 

育てるのに必要なものがあるとすれば、それは育て続ける愛情

 

土の渇きを気にしたり、日差しや湿度を気にしたり、冬の気温を気にしたり……少しの放置はできますが、完全放置で育てる事は不可能です。

それに花が咲く大きさになっても、一年の内で大体はただの緑。美しいわけではありません。

それを受け入れて育て続ける愛情がなければ、月下美人を長く育てる事は出来ないと思います。

 

それと、月下美人は20年以上育てることが出来る多年草なので、一度育て始めると非常に長い期間育てることになります。途中で放置することが無いようにだけ、お願いしたいです。

 

入手方法

常に蕾を付けていたり咲いていたりしないので、一般の園芸店では置いている事はまずありません。

なので、既に育てている人から増やした株を分けてもらうのが一番簡単な手段だと思います。

購入してでもという人は、ネット販売で月下美人が出品されていることがありますので、そちらを検索してみてください。ただ大きさによって値段が変わりますので、咲くまでの時間を短縮したいという人は大きい株を買うと良いでしょう。

 

儚くないぞ月下美人

ついでなので育てていて思った儚くないエピソードを紹介します。

  • 花が咲く以外は背が高い昆布。

  • 生育期間なのに忙しくて水やり忘れ。あれ、肥料もやってない気が。→でも普通に成長してる。

  • 遅れに遅れて7月中旬に植え替え7/17→気づいたら蕾み付いてる7/28→咲いた8/1。超適当でも咲く。

  • 冬だから水やり控えるか→調べたら水やらない人もいるらしい→一ヶ月以上水やらなくても大丈夫だった。むしろ成長してた。

  • 成長速度がかなり早い。何日か目を離すとシュートや葉が伸びてる。

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この棒みたいなのがシュートで、ここから葉が生えてきます
  • おかげで伸びすぎて全体のバランスが崩れ、整えるタイミングを逃すと部屋で育てるのに苦労するサイズになります。ってか、なってる。

  • 花を咲かせるのに全力。儚い、なんて言うと深々と咲くようなイメージですが、かなりパワフル。
    初めて咲いたときは「こいつこんなに全力で咲かせようとして大丈夫なのか」て思うくらい。一晩で咲く為に全力を出してます。

 

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この状態が19時

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そして満開が22時くらい。3時間でブワッと咲きます

花が一晩しか咲かない以外は、儚さとは無縁ですね。
なお、その花も数時間で満開になりますが、開いたときのサイズが20センチ。
そんなデカイのが短時間で開くんですから、力強さをひしひしと感じます。

 

とまあ、結構酷い育て方もありましたが、割とここまではやって大丈夫でした。
なぜこんなにタフなのかというと、自分の月下美人が特別なわけではなく、月下美人自体が適応能力が高いんです。元々が着生植物なものですから、ある程度の状況には対応出来ちゃいます。

 

 

感想と終わりに

 書きたいことの半分くらいは書けたかなと思います。

高校2年の夏から育て始め、もう9年目に突入した月下美人の栽培。

実は切っ掛けはゲームで、単語として月下美人が出てきて、何となく調べて一目ぼれして育て始めました。

完全初心者だった私でも花を咲かせられたので、もし綺麗だな、育ててみたいなって人は、チャンスさえあれば挑戦してみてほしいです。

 

一から育て始めた月下美人が咲いた時の感動は、やってみないと分かりません。

その姿に、匂いに、魅了される数時間は、とても幸せです。

 

年数回の、たった数時間の為にずっと育て続けられる。

そんな魅力が、月下美人にはあるのです。

 

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

また次回も宜しくお願い致します。 

 

 投稿:2019年11月15日

 

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